AIで商品説明文を作成すると、事実と違う形で出力してしまう「ハルシネーション」が起こる可能性があります。
誤情報のまま投稿すると、クレームや返品、低評価といったトラブルにつながりかねません。
AIを使う場合は、指示書きを作り込むことが大切です。
この記事で得られることは、主に以下の3つです。
- ハルシネーションとは?
- AIがハルシネーションを起こす2つの原因
- 信頼を得やすいのは人間味のある手書き文章という結論
最近では、AIがどんどん普及し、目覚ましい成長を遂げています。
特に文章力は、AIのほうが上手いのではないかと思うほど向上しています。
メルカリ利用者の中には、商品説明文にAIを活用している人も多いかもしれません。
そこでこの記事では、AIを使って商品説明文を書く際の注意点を紹介します。
メルカリの実績
- メルカリ歴:10年以上
- 取引数:900件以上
- 主な販売実績:服、食器、鍋、鞄など
- 評価:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(良かった100%)
目次
AIを使う際はハルシネーションに要注意
ハルシネーションという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「そんなSF映画のようなことが、本当に起こるの?!」と思うかもしれませんが、実際に起こるんです。
- 異なる商品サイズを提示してしまう
- 異なる仕様を解説してしまう
- 異なる元値を記載してしまう
ハルシネーションに気づかずに商品説明文を投稿してしまうと、購入者に誤情報を伝えることになります。
結果として、クレーム・返品・低評価などのトラブルに巻き込まれやすくなります。
AIがハルシネーションを起こす原因
AIがハルシネーションを起こす原因はさまざまですが、大きく分けると2つのことが考えられます。
- AIが回答を出力する仕組み
- 質問に対する文脈・背景の理解力
理由① AIが回答を出力する仕組み
2026年時点の場合ではありますが、AIは以下のような仕組みで回答を生成します。
-
ウェブ上の情報を検索質問に対する内容をAIがウェブ上で検索する
-
参照サイトをピックアップAIが信用できると判断したサイトをピックアップして情報収集する
-
情報を寄せ集めて回答を生成複数サイトの情報を参考にして回答を生成する
そうすると、次のような理由から誤った情報が出力される可能性があります。
- 複数の情報を寄せ集めた結果、事実と異なる内容が生成される
- 参照したサイトの内容が間違っていて、生成された回答も間違った内容になる
SF映画のように人間を騙そうとしてハルシネーションを起こすのではなく、回答を生成する中で誤った回答が生成されてしまうということです。
理由② 質問に対する文脈・背景の理解力
AIは入力された情報に忠実に従うことは得意です。
一方で、質問の文脈や背景を理解することは苦手です。
そのため、質問の意図に沿っていない回答を生成してしまうことがあります。
これはAIが問題というよりも、質問をする人間側の問題です。
AIで文章を生成する場合は、単に「商品説明文を作って」と指示するのでは不十分です。
以下のように指示書きを作り込むことが大切です。(「AIへの指示文章の例」をクリックしてください)
▶︎AIへの指示文章の例(クリックして詳細を見る)
以下の【商品情報】のみに基づき、メルカリ用の商品説明文を作成してください。
事実に基づかない情報(ハルシネーション)の追加や、推測による執筆は絶対にしないでください。
## 遵守事項(ルール)
1. 事実の厳守:【商品情報】に記載されていない仕様、機能、購入時期、定価などの情報をAIが独自に生成・追加しないこと。
2. 誇張表現の禁止:無理に読者を惹きつけようとする大袈裟な表現、過度にキャッチーな言葉、ポエムのような感情的な表現(例:「〜に疲れたら〇〇」「圧倒的品質」「絶対お買い得」など)は使用しないこと。
3. 誠実で実直なトーン:購入検討者に対して、正確な情報を正しく伝えることを最優先とする。特に傷や汚れなどのネガティブな情報は、包み隠さず客観的かつ論理的に記載すること。
4. シンプルな構成:箇条書きを活用し、視認性が高く、ぱっと見で意味が伝わる構成にすること。
## 【商品情報】
※以下の項目に事実を記入してください。不明な点や該当しない項目は「なし」または「不明」と記載してください。
* 商品名(ブランド・メーカー・型番):
* カテゴリ:
* 商品の状態(新品、目立った傷なし 等):
* 具体的なダメージ箇所・使用感(傷、汚れ、色褪せなど):
* サイズ・寸法・色:
* 購入時期・使用頻度:
* 付属品の有無(箱、説明書、保証書など):
* 喫煙者・ペットの有無:
* 配送・梱包に関する特記事項:
## 出力形式
上記の情報をもとに、誠実でトラブルの起こりにくい商品説明文を出力してください。
このように、事前情報を入力したうえで文章を出力するような指示書きにする必要があります。
メルカリの商品説明文は自分の手で書くのがおすすめ
ここまでAIを使った問題点を書いてきましたが、メルカリの商品説明文は自分の手で書いたほうが良いと考えています。
理由は、人間味のある文章のほうが信頼を得やすいと思うからです。
AIが出力する文章は、私たち人間が作成する文章とは雰囲気が異なることがあります。
違和感のある表現、誇張しすぎる表現が使われるケースがあるためです。
そういう文章が書かれていると、利用者からの信頼を一気に失う可能性があります。
また、多くの人がAIを使うようになった現在だからこそ、出品者本人が書いた人間味のある文章は利用者に安心感を与えます。
少し面倒かもしれませんが、AIに頼らず、できる限り自分の手で商品説明文を作成することをおすすめします。
まとめ
AIを使ってメルカリの商品説明文を作成する際は、ハルシネーションに注意してください。
AIがハルシネーションを起こす原因は、2つのことが挙げられます。
- AIが回答を出力する仕組み
- 質問に対する文脈・背景の理解力
AIを使う際は、指示書きを作り込むことが大切です。
事前情報や文章作成の背景を盛り込むと同時に、AIの独断で情報を入れないように規制する指示も書き込む必要があります。
AIを活用する際は、「AIは嘘をつく可能性がある」という大前提を忘れないようにしましょう。