メルカリには、ほかの出品者の商品ページを引用して出品できる「コピー出品」機能があります。
「便利!」と思う人もいれば、「不快...」に感じる人もいるのではないでしょうか。
商品ページを一生懸命作成している出品者にとっては、不快な機能かもしれません...
今回は、そんな「コピー出品」の機能や使い方、注意点などについて調べてみました。
目次
メルカリのコピー出品とは?
コピー出品は、既存の商品ページをコピーして出品できる機能です。
ワンタップですでに出来上がった説明文などをコピーできるため、出品の手間を大幅に削減できるのがメリットだと言えるでしょう。
コピーされる項目
メルカリの商品ページには、商品画像や説明文、カテゴリーなどさまざまな項目があります。
コピー出品を行うと、以下の項目がコピーされます。
- 商品名
- カテゴリー
- サイズ
- ブランド
- 説明文
すべてコピーされるわけではありません。
製品情報や販売価格、配送方法など、コピーされていないそのほかの項目は自分で設定する必要があります。
コピーされた項目は緑色でハイライトされ、わかりやすくなっていますよ!
自分の出品商品には使えない
個人的に衝撃というか、不便に感じたのは、自分の出品商品にはコピー機能が使えないことです。
利用できれば再出品が楽になるので、便利なのですが...
メルカリを始めたばかりの人には優しく、メルカリをよく使う人には厳しい。
そんな印象を受けてしまいます...
コピー出品機能は何のためにある?
「コピー出品機能って本当に必要?」「何のために実装されたの?」
こんな疑問を抱く人もいるのではないでしょうか。
私では知る手段がなかったため、ネット記事を調べたところ、メルカリへ問い合わせた回答を掲載しているメディアがありました。
IT関連の情報やニュースを記事にしている「ITmedia」です。
ここでは当記事の内容を参照させていただきました。
記事によると、以下の理由で「コピー出品」機能は開発されたそうです。
「出品の際に『文章の書き方がわからない』『自分で文章を作るのが難しい』などの理由で出品を断念した声が多く届いていた」ため開発したという。
ITmedia
メルカリ出品のハードルを下げる役割があるようですね!
2015年に採択されたSDGsでは、「誰一人取り残さない」という言葉を掲げていました。
もしかすると、この機能はSDGsへの対応の一環なのかもしれません。
コピー出品のやり方
ここではコピー出品のやり方について、画像付きで簡単に解説します。
コピー出品を行いたい人は、参考にしてください。
1. 商品ページへ移動する
出品したい商品と同じ商品ページを探しましょう。
2. 「コピー出品」をタップ
「コピー出品」をタップすると確認内容がポップアップ表示されるので、「コピーして出品画面へ」をタップしてください。
3. カラーや素材・サイズなどの製品情報を入力(※商品による)
商品によって、表示される場合とされない場合がある項目です。
試してみたところ、洋服の場合に表示されることがわかりました。
4. 商品ページを編集する
編集画面へ移動したら、コピーされていない項目の情報を追加してください。
できれば、コピーされた商品名・説明文なども、自分なりに修正を加えることをおすすめします。
まったく同じ商品名・説明文で出品すると、購入者が違和感を覚えることがあり、コピーされた側もコピーした側も両方にデメリットが発生してしまいます。
5. 出品する
必要事項をすべて入力したら、画面下部の「出品する」をタップして完了です。
コピー出品をするときの注意点
コピー出品を行うときは、必ずメルカリの規約や禁止行為を理解した上で使用しましょう。
ここでは注意すべき点を2つご紹介します。
画像の無断使用は禁止
ほかの会員が撮影した画像は、無断で使用することはできません。
メルカリではトラブルの原因となるため他会員の画像やメルカリ外の文章/画像などを無断で使用することを禁止としています。
ヘルプセンター
発覚した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの厳しい措置が取られる場合があるため注意してください。
商品情報を正確に記載する
コピーした商品説明文が、出品する商品の状態と合っているかをチェックしてください。
傷や汚れ・サイズ・使用状況などは、出品する物によって異なる場合があります。
虚偽の設定や誤った情報を記載することは、メルカリの禁止行為にあたるので注意しましょう。
メルカリでは、トラブルの原因となるため虚偽の設定や情報により誤解を招く出品を禁止としています。
ヘルプセンター
この場合も、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取られる場合があります。
コピー出品によって実際に起こった問題
実は私自身、コピー出品機能によって不快な思いをしました。
メルカリで購入された商品が、商品ページを丸々コピーされてメルカリに再出品されていたのです。
このときは、商品画像も無断で使用されていました。
(※ほかの出品者が撮影した写真の無断使用は禁止行為です)
コピー出品機能では画像はコピーされないため、出品した人の問題ではありますが、このような禁止行為が助長されているのは事実ではないかと感じました。
まとめ
この記事では「コピー出品」の機能や使い方、注意点などについて解説しました。
コピー出品は便利な機能の反面、トラブルが発生しやすい一面もあるように感じます。
トラブルを避けて気持ちよく出品できるように、この記事で解説した使い方や注意点などをぜひ参考にしてください。